楽天回線対応端末持ってないけどRakuten UN–LIMIT申し込んでみた

Rakuten UN-limit 対応回線

ドコモ、au、Softbankに続いて第4のキャリアとして2020年4月8日からサービスを展開する楽天の「Rakuten UN-LIMIT」に申し込みをしました。

Rakuten UN-LIMITプランは楽天エリア内はデータ通信使い放題(auローミングエリアは月2GBまで)、Rakuten Linkアプリの利用で国内かけ放題、海外でも66の国と地域で月2GBまでデータ通信無料。これで月額2,980円。 さらに最低利用期間の縛りや違約金は一切なし。

用意されている料金プランはこのUN-LIMITプランのみ。シンプルでわかりやすいですね。

ちなみに「楽天回線対応端末」として楽天が公式に認めている端末は所有してしません。使える保証はないですが、HUAWEIのP20liteで運用する予定です。この辺りは後ほど詳しく。

(追記)サービス開始後に実際に検証したレビュー記事はこちら↓

楽天アンリミットをP20liteで使ってみた

P20liteでも楽天のRakuten UNLIMITが使える話【一部制約あり】

2020年4月9日

たぶん1年間無料じゃなかったら申し込まなかった

料金プランだけ見れば既存のキャリアより間違いなく優れています。しかし回線のクオリティの面では確実に劣ります。

楽天回線の対応エリアは東京・大阪・名古屋・神奈川・埼玉・千葉・兵庫・京都・三重の一部地域に限られます。

※上記都道府県の内の全域ではなく、一部地域です。東京でもエリア外の地域はあります。詳しくはこちらから確認できます。

通信・エリア|楽天モバイル

それ以外はauローミングエリアになります。au回線なのでクオリティは担保されていますが、利用できるのは月2GBまで。2GB以降は128kbpsの速度制限がかかります。

楽天エリア内はデータ通信を無制限で利用できますすが、先行して利用していた無料サポーターの方のレポートによると、エリアマップ上では楽天回線エリアでも繋がらない箇所が多々あるようです。特に建物室内の奥まったところや地下ではエリア内でも圏外になるところが目立つとのこと。

現在楽天が総務省から割り当てられているのはBand3(1.8GHz)のみ。1.8GHz帯は建物内部や地下へ電波が届きにくく、圏外になりやすいデメリットがあります。一方、ローミングで接続しているauのband18(800MHz)は建物や地下での影響を受けにくい、届きやすい電波です。

そしてちょっと厄介なのは、一部の場合を除き、au回線に接続されるのは楽天エリア外に限られるということ。

基本的に楽天エリア内では電波が入らなくてもau回線には接続されません。楽天回線エリア内で電波が届きにくい、または電波が届かない場所では、圏外といった状態が発生するリスクがあります。

田舎の山奥ではなく首都東京でそれが起きます。もちろんドコモ、au、SoftBankはでは問題なく繋がる場所での話です。

ちなみに楽天のサービス周波数がband3の1つだけなのに対して、ドコモ、au、SoftBank各社は6つ〜8つの4GLTE周波数帯が割り当てられています。現状では力の差は歴然です。

これだと安かろうが、使い放題だろうが普通は契約するのをためらいますね。

楽天さん:Rakuten UN-LIMITは1年間無料だよー

僕:都内でも繋がらない場所があるとか、楽天エリアとローミングエリアの切り替え時に一度通信が途切れるとか、さすがにちょっと…。

楽天さん:UN-LIMITは1年間無料にするよー

僕:え、1年無料……。じゃあ契約してもいいかな。。。いや、契約させてください!

そういうことです。

タダだっていうなら話は変わってきます。

1年間無料で利用できるだけでなく、最低利用期間の設定や解約金もありません。使ってみて気に入らなければ1年以内に解約すればいいんです。

今のとことお金がかかるとすれば事務手数料3,000円(税別)のみです。しかし事務手数料の3,000円は楽天ポイントで還元されるので実質無料に。加えてオンライン契約、開通後Rakuten Linkアプリの利用でさらに3,000円分のポイントがもらえる大盤振る舞い。

SIMカードのみの購入(契約)でも、開通させてRakuten LINKアプリをインストールすれば6,300ポイントもらえる美味しい案件です。

事務手数料分3,300ポイントは店頭購入・オンライン購入ともに開通後還元されれますが、もう一つの3,000ポイント還元キャンペーンはオンラインでの契約のみなので注意が必要です。

今なら楽天ポイントが8,000ポイントもらえる!(2020年12月1日まで)

元々事務手数料分3,300ポイントとオンライン申し込み特典3,000ポイント、合わせて6,300ポイントの還元でしたが、期間限定で8,000ポイントに増量中!

期間は2020年12月1日(火)午前8時59分まで

楽天アンリミットはサブ回線として使うのがよさそう

前述の通り、回線としてのクオリティは決して高くありません。いくら価格が安くても(無料でも)、この2020年に街中で圏外になる回線をメイン回線として使う勇気はないです。

メインで使っているiPhoneXSのドコモ回線はそのまま保有し、楽天回線はサブのスマホに挿入して使うつもりです。

現在サブのスマホにはIIJmio回線を利用していますが、昼と夕方(帰宅ラッシュ時)は使い物にならないくらい遅いです。利用者が多い時間帯はもう宇宙級の遅さを誇っています(?)。まあこれは格安SIMの宿命ですね。

しかしこれに毎月2,000円前後払っているなんてもったいない。これをサクッと解約して楽天回線に切り替えます。

繋がりにくい場所があることもサブ回線なら問題なしですし、無料なら文句はありません。

HUAWEI P20liteでRakuten UN-LIMITは使える?

楽天は楽天回線で動作確認が取れている「楽天回線対応端末」以外での動作は保証していません。残念ながら僕は対応端末を持っていません。

しかし無料サポーターとして楽天回線を利用している人たちの情報によると公式にアナウンスされている楽天回線対応端末でなくても使える機種があるようです。

自分が所有している端末はSIMフリーのHUAWEIのP20lite。ネット上の情報ではP20liteは条件付きでRakuten UN-LIMITが使える勝算ありな機種の模様。(あくまでも自分がネット上で見た情報を元にした話なので保証はできません。)

というのも同じHUAWEIのP30liteはRakuten UN-LIMITが使える動作確認端末として公式に認定されています。そしてP30liteで利用する際の注意点として、楽天モバイルのウェブサイトには以下のような記述があります。

ビルド番号のカッコ内の最初の4桁が「C635」の製品がソフトウェア・アップデートによって、楽天回線に対応します。
ビルド番号:x.x.x.xxx(C635xxxxxxx)
ビルド番号の確認方法:[設定] → [システム] → [端末情報] → [ビルド番号]

参考:楽天モバイル

自分の持っているP20liteのビルド番号を調べると最初の4桁は「C635」でした。

P20liteビルド番号

ソフトウェア的には問題なさそうです。

ただし、ビルド番号が「C635」から始まる端末でも、そのままでは利用できないようで、APNの設定をP30lite向けのもの(対応機種のもの)に手動で設定する必要があるようです。

これでデータ通信は可能になるみたいです。

残念ながら電話の発信はできないという情報が今のところ有力です。

僕の場合はサブのスマホ用、および外出先でのテザリング利用でPCやメインで使っているiPhoneなを繋ぐWi-Fi代わりに使おうと思っているので、データ通信だけできれば問題ないのですが、音声通話も含めメインで使おうと思っている人は注意が必要かもしれません。

このあたりは実際にSIMカードが届いたら随時情報を更新していきます。

(追記)サービス開始後にP20liteでUNLIMITを利用しました。結果は予想通り電話機能は使えませんでした。ただし、Rakuten Linkアプリ上で音声通話とSMSの利用が可能です。

楽天アンリミットをP20liteで使ってみた

P20liteでも楽天のRakuten UNLIMITが使える話【一部制約あり】

2020年4月9日

楽天対応回線を持っていない場合に障害になるのはアクティベーションかも

上述の通り、P20liteでもたぶん(データ通信は)使えます。(保証はしません)

ただし、利用できるのとアクティベーション(開通)できるのは別の話で、確実に開通ができるのは、楽天回線対応の動作確認済み端末のみ。

無料サポーターの方々は始めにSIMとセットで楽天回線対応端末も入手しているため、必然的に開通は対応端末で行っています。その上で対応端末以外にもSIMを挿入してテストされています。

仮にP20liteではアクティベーションができないとなるとちょっと厄介です。

今回申し込みをしたのは1年間無料であることと、新しく端末を購入することなく自分が既に所有している端末を活用することが目的だったので、わざわざ開通させるために対応端末を購入する気はありません。

そうすると対応端末を持っている人に開通時だけ端末を借りるか、有料でレンタルするなどの方法しかないかもしれません。

一部情報では楽天モバイルの店舗で端末を持っていなくてもSIMだけ開通させてくれるとの情報もありますが、公式なアナウンスではないのでこれも定かではありません。もし仮にしてもらえたとしても店舗で開通作業をすると3000ポイントは諦めなければならないでしょう。

(追記:4月10日)開通は問題なく行えました。

ちなみにiPhoneでは使える?

iPhoneは非対応とされていますが、先行して利用している無料サポーターの情報では全く利用できないというわけではなさそうです。無料サポーター制度開始直後は利用できなかったものの、あるときからiPhone11でも音声通話を除き楽天回線の利用ができるようになったとのこと。※こちらも開通を対応端末で行ったのちにiPhone11で検証した内容です。iPhoneでアクティベーションはできないと思われます。

とりあえず、こんな経緯で楽天アンリミットに申し込みをしましたが、4月8日にサービスが開始されてみないと、利用できるかどうかも含め確かなことはわかりません。

3,000円を無駄にすることになるかもしれませんが、試してみる価値はあると思ってます。

SIMカードが届き次第、楽天回線対応端末以外でも利用できるのかどうか、アップデートしていきたいと思います。

(追記)4月8日サービス開始後に実際に使った記事を追加しました↓

楽天アンリミットをP20liteで使ってみた

P20liteでも楽天のRakuten UNLIMITが使える話【一部制約あり】

2020年4月9日