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※追記(2021/4/1),(2023/2/17)記事公開から1年ほどが経過し、情報が古くなった部分もあるので、内容の一部修正、また追記をおこないました。
2020年4月8日にサービスが開始されたRakuten UNLIMITのSIMカードが届いたので、早速手持ちの端末で動作確認をおこないました。
今回は楽天回線対応端末とのセット購入ではなく、SIMカードのみの契約です。楽天回線対応端末として公式に認められている動作確認端末は所有していません。
今回はIIJ mioの格安SIMを挿入していたSIMフリー版のHUAWEI P20liteでRakuten UNLIMITの検証をしました。
結論から言うと、タイトルにもある通り利用できます。ただし利用できるのはデータ通信のみで音声通話は利用できません。
アプリを介することで通話料が無料になる楽天Linkアプリを利用した通話は可能です。こちらについては後述しています。
デフォルトの音声回線を利用した音声通話は利用できませんが、それでも3ヶ月無料で使えるなら美味しい話であることに変わりはありません。
こちらが4月8日サービス開始当日に届いた荷物の中身。ペラペラのガイドブックとSIMだけのシンプルな内容です。追記(2021/4/1):現在付属するガイドブックは40ページほどの厚みのあるしっかりしたガイドブックになっています。
関門だと思われていたアクティベーション(開通)作業は難なく突破
楽天アンリミットをP20liteで利用する上で、サービス開始前に最大の関門としてネットで予想されていたアクティベーション、いわゆる開通作業は難なく行うことができました。iPhoneでアクティベーション作業を行う際に表示される「ようこそ」画面のようなものはそもそも存在せず、SIMカードを挿入するだけでインターネット利用が可能です。
はじめにブラウザを開いたときは「インターネット接続なし」が表示されたので、P20liteでは利用できないのかもと焦りましたが、1分ほどで利用が可能になりました。つながらない場合は機内モードのオンオフ、または再起動をすると電波を掴むことが多いようです。
感度は良好です。
楽天アンリミットをP20liteで使う場合のAPN設定
何もせずともデータ通信は利用できたわけですが、利用開始直後は「rmobile」というAPNが自動で選択され、そちらでインターネットに接続できていました。
しかしその後、「rmobile」のAPNではデータ通信ができなくなりました。
現在は楽天が公式にアナウンスしている、楽天回線対応製品以外のAndroid端末向けのAPNを設定する必要があります。
SIMを挿入した段階で「rakuten.jp」のAPNが自動で選択されておらず、インターネット接続がない場合は下記のAPN情報を参考に設定してみてください。
▼P20liteで楽天モバイルを使う場合のAPN(2021年4月現在もこちらで使えてます。)
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
---|---|
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
P20liteのAPN設定の確認方法
設定→無線とネットワーク→モバイルネットワーク→アクセスポイント名(APN)で確認できます。
新しく追加する場合は「アクセスポイント名(APN)」を選択後、右上の縦に3つ並んだ丸をタップして「新しいAPN」を選びます。
速度は上々!テザリングもOK
気になる回線速度ですが、自分の利用環境では楽天回線エリアで50Mbps前後、パートナー回線エリアでは80Mbps〜100Mbpsの速度で通信が可能でした(2020年4月8日時点)。アンテナ表示はマンション室内でもマックスで、パートナー回線の速度はメインで使っているドコモ4G回線と同等かそれ以上の結果となりました。※時間帯や今後の利用者の増加などによって変わる可能性があります。
Rakuten UNLIMIT速度計測結果
追記(2021/4/1):現在は主にパートナー回線エリアにおいてサービス開始当初ほどの速度は出なくなりましたが十分な速度は出ています。時間帯や場所にもよりますが、P20liteの場合、おおむね楽天回線エリアで20Mbps〜50Mbps、パートナー(au)回線では15Mbps〜50Mbps程度のことが多いです。楽天回線エリア、パートナー回線エリアともにそれ以上に速度がでることもありますが、だいたいこれくらいです。
以前よりは速度が落ちていることもありますが、通常の利用では特に問題は感じていません。You TubeやNetflixなどもHD画質で問題なく観られます。動画が止まったりすることもないので格安SIMのようなストレスは感じないと思います。
テザリング結果
UNLIMIT SIMを挿入したP20liteをアクセスポイントにしiPhone XS、MacBook Proをテザリングで接続してみたところ、流石に速度は落ちますが、20Mbps以上を計測しYou tubeやAmazon Prime Video等の動画視聴にも十分対応できました。
スマホとしては別に使っている端末がある場合は、楽天UN-LIMITと組み合わせてP20liteをポケットWi-Fi代わりに利用するようなことも可能になると思います。
使えるのはデータ通信のみで音声通話とSMSは使えない(追記):楽天回線エリアならデフォルトのSMS使えます
おおかたの予想通り、P20liteで利用できるのはデータ通信のみ。音声通話は利用できませんでした。
いろいろ挑戦しましたが何をしてもダメ。試しに自分のRakuten UNLIMITの電話番号に別のスマホから電話をかけてみましたが、即座に「ただいま電話にでることができません。発信音の後にお名前と…」というメッセージが流れました。
以下の画面はパートナー(au)回線に接続されているときに本体の電話機能を使った場合に表示されるエラーメッセージです。
楽天エリア内で電話機能を使うと「モバイルネットワークが利用できません」は表示されず、単純に通話終了になります。
音声通話に関しては諦めるしかありません。ただし、データ通信を利用した通話になりますが、楽天Linkアプリでは携帯電話番号から発信が可能なので、そこまで大きな問題にはならないかもしれません。
【P20lite×楽天モバイル】SMSの利用について。
楽天自社回線(Band3)を掴んでいればP20liteデフォルトのメッセージアプリでもSMSの送受信が可能です。パートナー回線エリアでは端末本体のSMSは利用できません(楽天LinkでのSMSは可)。
これはP20liteに限った話ではなく、楽天回線対応端末に指定されている端末以外のAndoroidで共通です。
楽天Linkアプリの利用開始には楽天回線エリアでSMS受信が必須
追記(2023年2月17日):現在楽天モバイルの自社回線エリア、楽天回線エリアは人口カバー率98%以上を突破しており、記事公開時に比べ格段に楽天回線エリアが広がっているため、あまり神経質になる必要はないと思われます)
楽天Linkアプリは通話やメッセージ、SMSが無料で使えるアプリです。楽天アンリミットでは通常の音声回線を利用した通話は(P20liteでは使えませんが)30秒20円の通話料が発生します。かけ放題などのオプションも用意されていないため、基本的には楽天Linkアプリを利用して電話をかけることになります。
楽天Linkは音声回線ではなくデータ通信を利用した通話になりますが、070等の携帯電話番号から発信が可能で、電話を受けた相手には携帯電話番号が表示されます。必要なのはデータ回線なので、たとえ圏外であってもWi-Fiに繋がっていれば携帯電話番号で通話可能な便利なアプリです。
また、無料通話やSMSを利用するためだけではなく、楽天アンリミットの新規契約特典のである楽天ポイントの還元を受けるためには楽天Linkアプリの利用が必須条件になっています。具体的には楽天Linkアプリを利用した10秒以上の通話と、楽天Linkアプリを利用したSMSの送信1回以上がポイント還元の条件です。(終了)
現在は3,000楽天ポイント還元紹介キャンペーンが実施されています。(2023年2月15日〜終了日未定)
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少し話がそれましたが、この楽天Linkアプリの利用を開始するにはSMS認証が必要で、そのSMSはP20lite本体のSMS機能(メッセージアプリ)で受信する必要があります。
前述の通り、P20lite本体のメッセージアプリでSMSを受信するためには、楽天回線(Band3)に繋がっている必要があります。パートナー回線では受信ができません。楽天回線エリアに住んでいたり、通勤通学で楽天回線エリアによく行く場合はなんら問題になりませんが、生活圏がパートナー回線エリアの場合は注意が必要です。
ちなみに端末本体でSMSの受信が必要な場面は基本的には楽天Liknアプリ利用開始時のみです。一度楽天Linkの利用を開始すれば楽天Linkアプリ上のSMSが利用可能になり、こちらはパートナー回線エリアでも送受信可能です。TwitterやInstagramなど各種SNSのSMS認証もおこなえます。
緊急通報ダイヤルにはかけられない
楽天Linkアプリからは110番などの緊急通報ダイヤルには発信できないので注意が必要です。
P20liteでもポイント還元の対象になります。
P20liteは楽天が公式に対応端末と認めている端末ではなく、一部機能が利用できないこともあり、新規契約のポイント還元の対象になるかどうか不安でしたが、問題なくポイント付与されました。
以前は契約時に3,000円の事務手数料がかかっており、その分のポイント還元もありましたが、現在では契約時の手数料自体がなくなりました。
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※詳細は楽天モバイル公式サイトでご確認ください。
楽天回線エリアだと思っていたらパートナー回線に繋がっていた、みたいなことが結構ある。
ご存知の通り、楽天モバイルは楽天の自社回線エリアとパートナー回線エリアに分けられます。
ちょっと厄介なことにエリアマップでは楽天回線なんだけど、実際にはパートナー回線に繋がるエリアがあります。都心ではあまりありませんが、エリアマップ上で楽天回線とパートナー回線の境界線あたりのエリアだと結構あります。
実際に自分が楽天アンリミットの利用を開始した当初、自宅周辺はエリアマップ上では楽天エリアになっていました。しかし、エリアの境界線近くであったため、実際に繋がっていたのはパートナー回線。そのため初日は楽天Linkアプリ利用開始のためのSMSが受信できない状態でした。
そのときはまさかパートナー回線に接続されているとも思っていませんでしたし、パートナー回線エリアではSMSが受信できないことも知らなかったので、P20liteではSMSの受信ができないものだと諦めていました。
翌日都心に向かう電車に乗っていて、突然SMSを複数受信しました。どうやらパートナー回線から楽天回線に切り替わった際にまとめて受信したようです。
自宅周辺がパートナー回線で繋がっていたことはその後に、現在繋がっているバンド(利用している周波数帯)を確認するアプリで発覚しました。※楽天回線に繋がっている場合はBand3、パートナー(au)回線はBand18(26)。
現在では楽天回線とパートナー回線どちらに繋がっているか簡単に調べられる便利なアプリがいくつかあります。僕は「LTE回線状況チェッカー」というアプリを使っています。
楽天Link利用開始時のSMSを受信する場合は回線チェッカーで楽天回線に繋がっていることを確認してから行うことをおすすめします。
追記(2021/4/1):現在では自宅周辺も、パートナー回線エリアだった隣街も楽天回線で通信が可能になりました。僕が利用を開始した2020年4月から比べると多くの地域で楽天回線が利用できるようになっています。
追記(2023/2/17):上でも記載しましたが、現在楽天回線エリアは人口カバー率98%を超え、多くの場所で楽天回線をつかみます。パートナー回線提供エリアは年々狭くなっているので都市部に住んでいるとパートナー回線エリアに繋がることはほぼ皆無です。
パートナー回線から楽天回線に入っても楽天回線に切り替わらないとき
楽天UN-LIMITを利用していると、パートナーエリアから楽天回線エリアに帰ってきてもパートナー回線を掴み続けることがたまにあります。
そんなときは機内モードのON/OFF、もしくは端末の再起動で(利用できるエリアなら)楽天回線に切り替わります。SMSの受信ができない、ときは試してみてください。
それでもダメな場合はおそらくそこは楽天回線が使えないエリアです。
結果:Rakuten UNLIMITとP20liteの組み合わせはサブ(2台目)のスマホとしては大アリ!メインではきつい、かも。
P20liteではデフォルトの音声通話機能が利用できないといったデメリットはありますが、こちらは通話料が無料になる楽天Linkアプリで代用が可能です。
データ通信は楽天エリアでは無制限でデータ通信が利用でき、エリア外でもパートナー回線が(au回線のローミング)が月5GBまで利用可能です。
これが1年間無料なわけですから文句は言えません。(※現在はプラン料金3ヶ月無料キャンペーンが適用になります)
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メインではきついと言いましたが、生活圏が楽天回線エリア内であればP20liteとの組み合わせでメイン回線としても使えないことはないと思います。音声通話が必要なときは楽天Linkアプリからかけ放題です。データ通信に関しては必要十分な速度で楽天エリア内は無制限、エリア外は月5GBまで利用可能です。
データ通信は月に5GB使えれば十分という場合はパートナー回線エリアでも楽天LinkのSMS認証だけクリアすれば全然大丈夫です。そこらへんの格安SIMよりも圧倒的に優れている思います。
不安要素があるとすれば、楽天Linkは110、119などの緊急通報やフリーダイヤルへの発信ができないこと。これらの番号への発信を含め、端末本体のの電話機能を使いたい場合は動作確認端末で利用することをオススメします。
公式のセット販売は今なら高額のポイント還元を含めお得に購入できます。
楽天UNLIMIT 製品+プランセット一覧
現在は新型コロナウイルの影響もあり、UNLIMITの利用は楽天エリア内にある自宅にほぼ留まっています。2020年4月8日、緊急事態宣言が発令されたまさにその日にRakuten UNLIMITはサービスを開始しました。この先外出が可能になり様々な場所で使ってみないとその真価はわかりません。特に楽天回線は建物内や奥まった場所などでは現状電波が入りにくいことが指摘されているのでその辺りもゆくゆく検証してみたいと思います。
1年後、無料期間終了後に契約を継続するかと聞かれると、まだわかりません。
これから1年間ゆっくり検討していきたいと思います。
追記(2021/4/4):現在では建物内での電波状況はだいぶ改善されています。楽天回線を使っていて圏外表示になることはほぼありません。ここ数ヶ月で圏外表示になった記憶はないです。副都心線の渋谷駅のようなかなり地下深くでもYou Tubeをバックグラウンド再生していて途切れたことはありません。
(2021年4月、2023年3月追記)楽天モバイルUN-LIMITを1年使ってみて
2020年の4月8日に利用を開始し、約1年が経過しました。僕の場合2021年4月末でプラン料金1年無料期間が終了し、5月分からは毎月料金が発生します。
このまま契約を続けるか
答えはYESです。
それどころか2回線目も契約してしまいました(笑)
現在1回線はiPhone12 ProでeSIMとして利用し、ドコモ回線とデュアルSIM運用をしています。そしてもう1回線をP20liteもしくはGalaxy A20に挿入してサブ機として利用しています。
2回線目はプラン料金1年無料にならないし、1回線目であれば1年無料期間終了後は1GBまで無料ですが、2回線目現在は使わなくても最低980円(税込1,078円)が発生します。(1回線目は1GBまで無料、〜3GBが980円、〜20GBで1980円、20GB以上は無制限で2980円)
それでも契約しました。(2023年2月現在も2回線所有しています。)
使い始めた頃は楽天回線で使えるエリアが限られていましたが、1年経った今、自分の生活圏はほぼ楽天回線エリアになりました。圏外になったりすることもありません。速度は他の3キャリアに比べれば落ちますが、HD画質の動画視聴も問題なくできるレベルです。自分には十分です。追記:(2023/2/17)現在は国内多くの場所が楽天回線エリアになっています。人口カバー率は98%を超えています。
これで他の3キャリアと同じくらいの価格設定なら契約はしなかったと思いますが、なにせ安い。最近は他の3キャリアも20GBまで使えてお手頃な料金プランを提供していますが、データ通信使い放題プランととして考えると3,000円近くは楽天モバイルの方が安いです。また、使わなければ使わないで安く抑えられるもありがたい。サブ機にはピッタリ。
というワケで気が付いたら楽天モバイルを2回線所有することになっていました。
すべての人におすすめするわけできるわけではないですが、契約事務手数料も解約金もないので「とりあえず試してみる」のハードルはかなり低いと思います。