「フレッツ光が遅すぎてイライラする」「固定回線なのにスマホより遅いってなんの冗談?」そんなフレッツ光の遅さにストレスを感じている人、なぜこんなにも遅いのか原因と対策を知りたい人向けの記事です。
※ドコモ光などフレッツ以外の光コラボ事業者をご利用の場合も参考にして頂ける内容になっています。光コラボについて詳しくは後述します。
なぜフレッツ光は遅いのか。ネットでフレッツ光の回線速度が遅くなる原因を検索すると、PCやスマホ、またはルーターなどのハードウェア側の問題を指摘していたり、使用しているLANケーブルの規格が古いことが原因になっている可能性があるという内容を目にします。
そしてその解決策としてPCやルーターの再起動やLANケーブルの規格を新しいものに(カテゴリー6以上)に変えるといった方法が提案されています。
しかしこれらは本質的な原因ではなく根本的な解決にはならないことがほとんどです。
もちろんそれらが原因でネットが遅くなっている可能性はゼロではありません。ハードウェアの再起動など簡単な対策をして通信速度が改善する場合もあります。しかし多くの場合そういった方法で改善することはなく、いくら対策をしても十分な効果が得られないことがほとんどです。
夜になると特にネットが遅い?
そもそも日中は問題なく速度が出ているのに、夜になると急激に遅くなる。そういった場合はパソコンやルーター、ONU(回線開通時にNTTから借りる箱のような機械)を再起動したところで速くなることはありません。もちろんLANケーブルの問題でもないでしょう。
仮に常時5Mbps以下の速度しか出ないということならば、フレッツの回線ではなく、ハードウェア側の問題や、インストールされているセキュリティソフトなどが原因となっている可能性もあります。こういった原因は端末の再起動やセキュリティソフトを一時的にオフにするなどして問題の切り分けをしてみればわかります。
フレッツ光が遅い原因
フレッツ光のインターネット回線が遅くなる一番の原因は回線の混雑にあります。特に利用者が多い夜の時間帯は回線の速度が著しく遅くなることがあります。
この混雑を大きく分けると
- フレッツ光(NTT)の回線の混雑
- プロバイダーの回線の混雑
- マンションなど集合住宅の回線の混雑
上記3つに分けることができます。
一つずつ詳しくみていきましょう。
フレッツ光(NTT系光回線)回線の混雑
フレッツ光はNTTが提供する光回線のインターネットサービスであるため、自宅の回線はNTTの基地局と繋がっています。しかし実はこの光回線、自宅からNTTまで1本の線で繋がっているわけではありません。NTT局内から自宅に届くまでに実に最大32分岐されているのです。
まずNTTの局内で4つに分岐されます。そしてその回線が自宅近くのスプリッタ(電柱に取り付けられた分波器)でさらに8つに分岐されます。スプリッタで分岐された回線が全て埋まれば、NTT局内で4分岐、スプリッタで8分岐、つまり4×8で最大32分岐された状態で家庭に届けられています。
すこし専門的な話になりますが、フレッツ光はGE-PONという伝送方式が採用されており、最大伝送速度は1.25G(1250M)bpsです。この1.25Gbpsという速度は分岐される前のNTTの基地局内での話です。自宅で最大1.25Gbpsの速度がでるわけではありません。
フレッツ光の利用者はこの1.25Gbpsを最大32分岐された各家庭の回線でシェアしています。1.25Gbpsは1250Mbpsなので、単純に計算すれば1250(Mbps)÷32(回線)=39.0625(Mbps)となります。
ということは1回線あたり約40Mbpsは出てもいいように思えます。しかし残念ながら安定してそのような速度がでることありません。
確かに32回線のユーザーが同じような速度で通信を行えば1回線あたり40Mbpsになります。しかしフレッツ光の契約プランでは最大速度が40Mbpsに制限されているわけではありません。
フレッツ光は2014年に「最大1Gbps(理論値)」で通信可能なプランの提供をスタートしています。それまでのプランでは最大200Mbpsでした。そして今現在フレッツ光を利用している人の多くはこの1Gbpsプランです。
つまり最大1.25Gbpsの回線の中に最大速度1Gbpsで通信できる契約者が32世帯あるわけです。
よって利用者の少ない時間帯は問題なく通信できても、利用者の多い夜間などには回線が混雑し、速度の低下が起きてしまいます。
光コラボレーションもフレッツが遅くなった一因
「昔は問題なく使えていたのに、最近やけにネットが遅い。」そう感じる方もいるかもしれません。
それは主にNTTの光回線の利用者が増えたことが原因です。そして利用者が飛躍的に増えるきっかけとなったのが光コラボレーションです。
光コラボレーションとは?
光コラボレーションとは、かつてNTT東日本、西日本のみが提供していたNTTの光回線において、NTTから回線の提供を受けた事業者が独自のサービスやキャンペーンを加えて提供している回線です。
それまで認められていなかった、NTT以外の事業者による回線の販売が2015年2月より解禁されました。そして今では多くの企業が光コラボレーション事業者として「○○光」というサービスを提供しています。ユーザーはNTTとの直接契約ではありませんが、回線はNTTが提供しているフレッツ光と同じ回線です。今まで主にフレッツユーザーが使っていた回線にさらに光コラボの利用者も入ってきたのです。
いちばん有名どころはドコモ光ではないでしょうか。ドコモユーザーでドコモショップに行ったことがある人なら一度は勧められたことがあると思います。光コラボで契約者数がいちばん多いのもこのドコモ光です。光コラボ事業者が提供する光回線においてドコモ光は8割近いシェアを誇っています。
そしてドコモ光は2019年8月時点でNTTの光回線利用者(フレッツ+光コラボの利用者)のうちの約25%を占めます。4人に1人がドコモ光の利用者です。
その他にもソフトバンク光、楽天ひかり、ビックローブ光など様々な事業者が光コラボを提供しています。※au光もよく聞くと思いますが、au光は光コラボではありません。KDDIが提供する独自の光回線サービスです。NURO光も同じく独自回線サービスです。
光コラボのインターネットサービスは、自分の使っているスマホのキャリアと同じ会社の光回線を契約することで月々の携帯料金がお得になるといったメリットや、携帯ショップでの積極的な勧誘もあり、光コラボサービス開始前では既に契約者数の伸びが鈍化していたNTTの光回線の利用者を飛躍的に伸ばすことになりました。
こうしてNTTの光回線全体の利用者のが増加し、回線が混雑する時間帯には速度が極端に遅い状況が発生していると言われています。
また加入者の増加に加え、You tubeなどの動画コンテンツの視聴者が増えたことや、4K画質のストリーミングサービスなど、1ユーザー当たりのトラフィック量が年々増加していることも混雑の要因になっています。
プロバイダー回線の混雑
次にプロバイダの回線混雑が回線速度に影響を与えている場合。
まずはじめにプロバイダーの果たす役割から見ていきましょう。
NTTが回線を提供する事業者であるのに対し、プロバイダは、簡単に言うとそのNTT回線と外の世界(インターネット)をつなぐ役割を果たす事業者です。
フレッツ光の利用者はNTTの提供する回線を使い、プロバイダーを通してインターネットに繋がっています。
出典:NTT東日本公式
この流れの中でNTT回線からプロバイダーに抜ける出口の部分が非常に混雑し、速度低下の一因になっています。簡単な理解としてはこれで十分です。
もう少し詳しい仕組みを知りたい人は下記説明を読んでみて下さい。
さらに詳しく
上の図では簡素化されていますが、実際には各家庭とNTTの基地局が光回線によりに繋がり、NTT局内でNGN(Next Generation Network)というネットワークを通ってプロバイダーへと抜けていきます。そのNGNとプロバイダをつなぐ役割を果たす網終端装置(もうしゅうたんそうち )というものがあるのですが、ここ。ここが混みあってしまうのです。
この網終端装置を設置、管理するのはプロバイダではなくNTTです。実はプロバイダ側は日々増大するトラフィック(通信量)に対し自社の設備を増強し対応しようとしています。しかしNTTはこの網終端装置の増設基準をトラフィック量(データ量)ではなく、ユーザー数(利用者の数)で決めているのです。ある一定の利用者を超えないと網終端装置の増設はしてもらえません。
近年YouTubeなどの動画コンテンツの視聴や大容量のデータのやり取りが増え、一人当たりのトラフィック量は爆発的に増えています。しかし、一人当たりのトラフィック量がいくら増えても、NTTの基準はあくまでユーザー数なので簡単には増設をしてもらえません。時代にそぐわない基準のように感じますが、そういった仕組みになっているものは仕方がありません。NTT側としてもコスト面などいろいろ難しい事情があるようです。
とにかくNTT側(NGN)からプロバイダーに抜ける出口である網終端装置のキャパシティが原因となり、速度低下が起きていると言われています。
これは「プロバイダの問題」としましたが、どちらかというとNTT側の問題と言ってもいいかもしれません。
h4 IPv6/IPoE対応のプロバイダに変えると速くなる?
NTTとプロバイダをつなぐ接続方式は2種類あり、従来の接続方式(IPv4/PPPoE)を使ったプランを契約している場合は、新しい接続方式(IPv6/IPoE)を提供しているプロバイダに変更すると速度が速くなる可能性があります。理屈はどうでもいい人はそれだけ知っていれば大丈夫です。
自分の使っているプロバイダがIPv6/IPoEに対応しているかは契約書を確認するか、プロバイダに問い合わせれば簡単に確認出来ます。
ちなみに管理人は以前IPv6/IPoE対応プロバイダに乗り換えたことがあります。しかし残念ながら夜間など混雑時の速度の低下はあまり改善しませんでした。これは住んでいる地域など環境にもよりますが、IPv6/IPoEに変えても早くならない場合もあります。
IPv6/IPoEについてもう少しだけ詳しく知りたい人向け
IPv6/IPoEとかどうでもいいという人は読み飛ばしてしまって大丈夫です。
さらに詳しく
インターネットの接続方式にはPPPoE方式とIPoE方式の2種類があります。PPPoEは従来から使われてきた接続方式で、もともとは電話回線向けの技術。それをイーサーネット向けに応用しています。対するIPoE方式は初めからイーサーネット向けに作られた通信方式で、帯域も広く混雑が起こりにくい特徴があります。
IPv4は従来からあるPPPoE接続方式のみに対応し、IPv6はPPPoEとIPoEの両接続方式に対応しています。この2つの接続方式のうち、混雑が起きにくいのはIPoE方式です。IPoE方式に対応しているのはIPv6だけです。
自宅から伸びた光回線はNTTの基地局の中でNGNというネットワークを通り、プロバイダへと渡され、そこからインターネットに接続されています。そしてNGN(NTT側)からプロバイダへと抜ける出口の部分、網終端装置の混雑が速度低下の一因になっていることは前述の通りです。
この網終端装置で混雑が発生するのはIPv4/PPPoE方式。IPv6/IPoE方式の場合はその混雑となる網終端装置を通らない次世代の通信方式のため、混雑による速度の低下が起こりにくいとされています。
余談ですがIPv6が登場した背景にはIPv4のIPアドレスの枯渇という問題もあります。IPv4のIPアドレスの数は約43億個であるのに対し、IPv6は340兆×1兆×1兆という途方もない数のIPアドレスを有するため、生活家電など多くの機器にIPアドレスが振り分けれれる現代社会でも枯渇することはほぼありえません。
集合住宅(マンション)の回線の混雑
最後にマンションなどの集合住宅のインターネット回線の混雑の話。
マンションの場合はNTTの光回線の混雑、プロバイダの回線の混雑と合わせて、マンション自体のインターネット回線の混雑があります。
というのも、フレッツ光回線(光コラボも同様)はNTTで4分岐。屋外で8分岐、合計32分岐されていると説明しました。集合住宅の場合はその分岐された32分の1の回線がマンションに入っていることになります。
そして残念なことにその32分の1の回線がそこからまた各部屋に分けられるのです。ということはマンション全体で15室ある場合は32+15で最終的に47分岐された回線が自室に導入されているわけです。
戸建の場合は最大32分岐ですから、戸建てに比べ集合住宅は必然的にネットが遅くなりがちなのです。
遅すぎるネット回線速くする方法はこれ!
上記のような理由でフレッツ光(光コラボ)のネット回線は利用者が多い時間には遅くなってしまうことがあります。本来ネット回線は20Mbpsほどの速度が出れば困らないことがほとんどです。今のネット環境にストレスを抱えている場合は、それくらいの速度も出ない時間帯があるからではないでしょうか。
これを解決する方法として紹介したいのが次の2つ。
- IPv6対応のプロバイダに乗り換える。
- NURO光に乗り換える。
フレッツ光が遅くなる原因は今まで説明した通りです。ネットが遅い原因はほとんど自分たちにはどうすることもでできない問題です。残念ながらルーターやLANケーブルを買い替えても速くはなりません。すこし時間と手間が必要かもしれませんが、対象エリアに住んでいる人は思い切ってフレッツ光以外の光サービスに乗り換えることがいちばんの解決策になります。
【比較的簡単!】IPv6対応のプロバイダに乗り換える
まずはプロバイダの乗り換えという方法について。
今あなたが利用しているプロバイダの接続方式がIPv4ならば、IPv6/IPoE対応のプロバイダに変えると回線速度が速くなる可能性があります。フレッツ光の契約はそのままでプロバイダのみ乗り換えるため、工事も必要なくインターネット上で手続きが完了する比較的簡単な方法です。
自分がプロバイダと契約しているプランは契約書類に記載があるはずなので簡単に確認ができます。書類が見当たらなけプロバイダに問い合わせることで教えてもらえます。
簡単にできる対策ですが、現在利用しているプロバイダと2年契約などの縛りのある契約を結んでいる場合、解約金が発生する可能性があるので注意が必要です。
またメリットだけでなくIPv6/IPoEのデメリットも確認しておく必要があります。
IPv6/IPoEのデメリット
IPv6/IPoE方式はIPv4方式に比べ理論上混雑しにくい接続方式ですが、デメリットもあります。
次のようなことができなくなる可能性があるので注意が必要です。
- PS4一部ソフトにおいてのオンラインプレイ
- 自宅に設置したNASサーバーへの外部からのアクセス
- 自宅のVPNへの接続
- 監視カメラへの外部からの接続
- IPv6に対応していないサイトの表示
IPv6/IPoEに対応したプロバイダはこちらから検索できます。
IPv6/IPoE対応プロバイダに変えても早くならない?
IPv6/IPoE対応プロバイダに変更しても必ずしも速度が速くなるわけではありません。前述の通り、プロバイダではなくNTTの光回線自体の混雑の問題もあり、プロバイダを変更しても混雑時の速度が期上がらない可能性もあります。
管理人もIPv6/IPoE対応プロバイダに乗り換えた過去がありますが、結局夜間の低速通信は改善しませんでした。ネットの評判をみてもIPv6/IPoEに変更して大幅に速度が改善したという声は多くないので過度な期待はしない方がいいかもしれません。
とわいえ工事不要で比較的簡単に試せる方法です。
ただ最近のプロバイダの多くはIPv6/IPoEに対応していることが多いので、既に自身の契約がIPv6/IPoE対応プランであるにもかかわらず遅い場合は次で紹介するNURO光の導入を検討してみてください。
【ちょっと面倒?でも効果は絶大!】NURO光に乗り換える
次におすすめしたいのが、光回線をフレッツ光(または光コラボの事業者)からSo-netが提供するNURO光に乗り換える方法です。こちらは回線の開通に工事が必要なためプロバイダの変更より少し手間がかかってしまいますが、通信速度の大きな改善が期待できます。昼夜問わず安定してた高速通信がNUROの魅力です。
まずはこのスピードテストの結果を見てみてください。
【午前8時43分】
【午後10時46分】
【計測結果リスト】
計測結果一覧からもわかる通り、昼夜問わず安定して速度が出ています。21時から23時台のようなインターネットがいちばん混み合う時間帯でもフレッツのように急激に遅くなることはありません。上記計測結果はすべてスマホでWi-Fi接続による計測結果です。PCでLANケーブルを使った有線接続ならさらに速度が期待できます。
計測される数値だけでなく、実際にNetflixのスマホ端末への動画ダウンロードや、アプリの更新などもとてつもなく早いです。動画のストリーミング再生すらまともに見られないことがあったフレッツ環境から乗り換えた管理人にとっては衝撃的な速さでした。
NURO光の速さの秘密は次の通り。
NURO光は専用線!
NURO光もNTTの光回線設備を利用したサービスですが、NURO光は使われていない予備回線、ダークファイバをNTTから借りてサービスを提供しています。そのためフレッツやその他光コラボ事業者(ドコモ光など)が回線を共有しているのに対し、NURO光は専用回線としてサービスを提供できるのです。
NURO光は最大2Gbpsの高速通信!
フレッツ系の光回線が最大通信速度1.25GbpsのGE_PONという伝送技術を利用しているのに対し、NURO光はG-PONというの新しい伝送技術を採用しています。このG-PONの最大伝送速度は2.5Gbpsです。NURO光利用者は下り最大2Gbpsで通信が可能です。フレッツ光が最大1.25GbpsのGE_PON方式を使い、ユーザーの下り最大速度が1Gbpsなので理論値は2倍違うことになります。しかしフレッツ回線は混雑が酷く遅すぎるため実測値では2倍以上の差がでます。
NURO光は回線の利用率が低い!
フレッツ系回線同様にNURO光もNTTの局内で4分岐、自宅近くの電柱にあるスプリッタで8分岐されますが、利用者が圧倒的に多いNTT系光回線(フレッツ+光コラボ事業者)のように、近所で8分岐された回線が全て埋まることはほぼありません。
前述のようにフレッツ光+光コラボ事業者は同じ光回線を利用していますが、NURO光は専用線です。NTT局内から近所のスプリッタまでの回線も、スプリッタで分岐された回線も全てNURO光利用者向けです。NURO光の利用者が今後増えたとしても、現状フレッツ+光コラボ事業者が圧倒的なシェアを誇っていることもあり、分岐された回線がすべてうまってしまうことは考えにくいと言われています。
NURO光はマンションでも1部屋1回線!
前述の通り、フレッツ光および光コラボ事業者の光回線では、マンション等の集合住宅の場合は32分岐された回線がさらに各部屋に分配されるため、同じマンションの住人の利用率が高ければ速度低下の要因になっていました。しかしNURO光の場合は各部屋に1回線のため、マンションの他の住人の影響を受けません。これは集合住宅に住んでいる場合はかなり大きな違いです。
NURO光の月額利用料金
気になるNURO光の月額料金は4,743円(税抜)です。
この金額に光回線の利用料とプロバイダ料金が含まれています。また無線LAN機能が搭載されたONUが付属するので自分で無線LANルーターを用意する必要はありません。
ちなみにフレッツ光(NTT東日本)の料金は戸建ての場合、ギガラインタイプで4,600円。
マンションタイプの場合、マンション・ギガラインタイプが2,850円〜3,850円。※マンションの世帯数(契約者数)によって変動。
これに加えてフレッツ光はプロバイダ料金が別途かかります。プロバイダの料金はどこも1,000円前後なので、戸建てで月額約6,000円、マンションタイプの場合約4,000円〜5,000円前後になります。
そう考えるとNURO光の料金は多くの人がフレッツとさほど変わらないことがほとんどです。戸建ての場合は確実に安くなる計算です。
月額費用の他に初回のみ支払う3,000円の契約事務手数料と40,000円の工事費が発生しますが、工事費は入会特典で実質無料(*1)になります。
*1 40,000円の工事費は開通翌月から30ヶ月の分割で請求されますが、入会特典により毎月工事費分が割引されるため、工事費は実質無料になります。ただし、30ヶ月未満で解約した場合は工事費残高の支払いが発生します。
NURO光のデメリットは?
安定した高速通信が期待できるNURO光ですが、残念ながら提供されている地域が限られています。
2020年1月現在の提供エリアは以下の通りです。
北海道
関東 : 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
東海 :愛知、静岡、岐阜、三重
関西 :大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
九州 :福岡、佐賀
上記都道府県でのみ利用可能となっています。
また、もう一つネックとなるのは申し込みから利用開始までにかかる時間です。NURO光は開通までに2回の工事(宅内工事・屋外工事)が必須で、申し込みからインターネットが利用できるようになるまでに1ヶ月から2ヶ月の期間を要します。申し込みをしたらすぐに使えるわけではない点は注意が必要です。
ただしフレッツ光は電話1本で当日、もしくは翌日には回線を止めることができます。料金も日割計算なのでNUROが開通してからフレッツを解約すればインターネット環境がなくなってしまうという問題ありません。もちろんNURO光の初月分も日割計算が適用されます。プロバイダは月単位の請求の場合が多いですが、月額1,000円程度なのでこちらも開通してから解約しもあまり大きな出費にはならないでしょう。
以上がNURO光の主なデメリットですが、デメリットと言っても大変なのは最初だけです。それを済ませればあとはフレッツ光とは比べ物にならない快適なインターネットライフが手に入ります。
NURO光はキャンペーンでお得に契約できる!
NURO光は公式サイトからの申し込みで45,000円のキャッシュバックキャンペーン中です。NUROは工事が2回必要で、開通まで多少手間がかかりますが、ストレスフルだったネット回線が早くなってキャッシュバックまでもらえるならば十分その価値はあります。
キャッシュバックだけじゃないNURO光の入会特典
- 45,000円キャッシュバック(開通から2ヶ月後)
- 40,000円の工事費が実質無料
- So-net設定サポートサービスが無料
これ以外にもNURO光を契約すると
- セキュリティソフト、カスペルスキーインターネットセキュリティが5台まで無料で利用可能
- 無線LAN機能付きONUが無料でレンタルできる
「So-net設定サポートサービス」が魅力的な特典かどうかはさておき、45,000円のキャッシュバックに加え、カスペルスキーインターネットセキュリティが5台まで無料でインストールができるのもNUROの魅力の一つ。もちろんNURO光の一番の魅力は高速通信ですが。
今現在フレッツ光や光コラボ事業者の回線を利用しており、解約に違約金が発生してしまう場合でもこの入会特典キャッシュバックでカバーできます。
NURO光申し込みは公式サイトがおすすめ!
キャッシュバックは公式サイト以外の代理店も行っていますが、多くのオプションを付けなければならなかったり、キャッシュバックの受け取り半年以上かかる場合もあるため、公式サイトからの申し込みをおすすめします。
公式サイトでの申し込みはオプション一切なしでキャッシュバックの受け取りまでの期間も開通から2ヶ月です。代理店を経由する場合に比べかなり短く設定されています。※公式サイトのキャッシュバック受け取りまでの期間は2019年12月に開通から4ヶ月から開通から2ヶ月に短縮されました。
ということで今現在余計なオプションなしで一番高額なキャッシュバックをいち早く受け取りたいなら公式サイトからの申し込みがおすすめです。
以上フレッツ光が遅くなってしまう原因と対策でした。安定した高速通信を求めるならば対応エリアの方はNURO光をおすすめします。工事が必要にはなりますが、手間がかかるの最初だけです。そのあとは快適なネットライフにキャッシュバックまでついてきます。
NURO光は申し込みをしてマンションの構造上の問題など工事が難しい場合は、申し込みをキャンセルできます。その際料金は発生しません。またフレッツ光の解約は電話一本で最短翌日には回線を止められ、料金も日割り計算です。NURO光は申し込みから開通まで時間がかかるので早めの申し込みがおすすめです。