マンションのネットが遅いのには原因があった!その解決策とは

マンションのネットが遅い理由

マンションなどの集合住宅に住んでいて、ネットが遅いと感じることはありませんか?

「昔は遅くなかったのに最近やけに遅くなった。」「夜になると使い物にならないくらい遅くなる。」こんな悩みを抱えている人は多いと思います。

時間帯によっては光回線にもかかわらず、動画の視聴もままならないほどネット回線が遅くなってしまうこともあるのではないでしょうか。

一般的にマンションなどの集合住宅は、戸建てに比べてインターネット速度が遅くなる傾向があります。

実はマンションではほとんどの場合、他の部屋とインターネット回線を共有しています。そのため戸建てに比べて回線速度が遅くなってしまいます。

この問題を解決するためには、他の部屋と回線を共有しないインターネットサービスを利用することがいちばんの解決策になります。

ただし、そもそもの回線速度が遅いサービスを選んでしまうとマンション、戸建てに関係なく速度の改善は見込めないので注意が必要です。

マンションのネットが遅くなるのは他の部屋と回線を共有しているから

インターネットが遅くなってしまういちばんの原因は、回線の混雑にあります。普段インターネットを利用していて、速度に不満を覚えるのは主に夜の時間帯ではないでしょうか。

これは1日の中であなたがいちばんインターネットを利用する時間帯ではないでしょうか。つまり他の人も同じようにインターネット使っている時間帯です。インターネットの利用者が最も多いピークの時間帯は21時〜23時の間だと言われています。この時間になると多くの人がインターネットを使い、その結果回線が混雑して速度低下を招きます。

これに関しては戸建てもマンションも同じです。

戸建てとマンションが違うのは、回線を占有しているか共有しているかの違いです。

光回線を使ったインターネットを利用するには、家の近くの電柱にあるスプリッタという分波器から光回線を建物に引き込みます。戸建ての場合はこの引き込んだ回線を1つの家庭で使用します。しかし一方のマンションはスプリッタから建物に引き込んだ回線を、そこからさらに各部屋に分配しているのです。20世帯あるマンションなら戸建てでは占有している回線を20世帯で共有することになります。

これが戸建てに比べてマンションのインターネットが遅くなる原因です。

では利用者が多い時間帯にインターネットを早くするためには戸建てに引っ越せばいいのか、そんなことを簡単にはできる人はいないでしょう。そこまでしなくてもマンションに住んだままで夜間でも安定した速度でインターネットを利用できる方法があります。

それはマンションでも1家庭で1本の光回線を占有できる光サービスに乗り換えてしまう方法です。

マンションでも回線を占有できる光回線「NURO光」

今使っている光回線がフレッツ光、もしくはドコモ光やソフトバンク光などの光コラボサービス(auひかりとNURO光以外の光回線と思って大丈夫です)ならば、ほとんどの場合1本の光回線をマンションの各部屋で共有しているはずです。

上記光サービスを利用している場合は、マンションでも戸建てと同じように1本の光回線を占有できる光回線を導入すれば、他の部屋と回線を共有せずにインターネットを利用できます。その結果、ネットの利用者が多い時間帯でもマンション内の他の住民の影響を受けません。

なかでもおすすめはSo-netが提供するNURO光です。NURO光はマンションでも光回線が占有できるだけでなく、今ある光サービスの中でもおそらく最速のインターネットサービスです。

管理人は30世帯ほどのマンションでNURO光を導入していますが、昼夜問わず安定したインターネット通信ができています。

今実際に使っているNURO光の速度計測結果を載せておきます。

NURO光夜の速度計測結果2
NURO光夜の速度計測結果
NURO光速度計測結果

上記の画像からもわかる通り、NURO光はどの時間でも安定した高速通信が可能です。中でも注目していただきたいのは、21時〜23時台の計測結果。1日の中でいちばんインターネット利用者が多い時間帯でもしっかり速度が出ています。

マンションでも戸建てと同じように各部屋で1本の光回線が利用できるNURO光ですが、何と言っても一番の魅力はその高速通信にあります。マンション、戸建て関係なく他の光回線と比べて格段に早いインターネットサービスと言えます。

ちなみにNURO光の月額利用料は4,743円(税別)です。

上記の金額にプロバイダー料も含まれています。プロバイダ料金が別途かかるフレッツ光などの月額費用に比べても同等か少し高くなるくらいの金額のはずです。

なぜNURO光は他の光回線に比べここまで速いのか。それは使っている回線と新しい技術によるものです。

NURO光が利用しているダークファイバーとは

NURO光のダークファイバーとは

フレッツ光や光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)は同じNTTの光回線網を各社で使っています。かつてはフレッツ光の利用者だけに使われていた光回線ですが、2015年2月よりNTT以外の事業者による販売が認められるようになりました。その販売をおこなっているのが光コラボ事業者です。

2015年時点で既にフレッツの利用者の伸びは鈍化していましたが、この光コラボが始まったことにより飛躍的にNTTの光回線の利用者は増えました。それに加えて、スマホやパソコンでの動画コンテンツの視聴が日常的に行われるようになり、一人当たりのデータ通信量が格段に増えたことで回線はより混雑するようになりました。

こうして利用者の多い夜間の時間帯は1Mbps〜5Mbps程度の極端に遅い速度しかでないといったような現象が都心部を中心に起きています。

実はここでおすすめしているNURO光もNTTの光回線を使っています。しかし、NURO光は光コラボ事業者ではなく、他の事業者と回線を共有していません。

フレッツ光や光コラボ事業者が各社同じ回線を使っているのに対し、NURO光はNTTが敷設した光回線のうち、利用されていない予備回線、ダークファイバーをNURO光1社で使っています。そのため回線を共有することなくNUROの専用回線として運用できるのです。これがNURO光の高速通信を実現している理由の一つです。

NURO光は最大2Gbpsの高速通信

もう一つNURO光が安定した高速通信を実現できる理由は、G-PONと呼ばれる伝送方式です。この新しい技術により最大2Gbpsの高速通信を実現しています。ちなみにフレッツ光や光コラボ事業者が採用しているのはGE-PONと呼ばれる伝送方式で、最大通信速度は1Gbpsです。

フレッツ光および光コラボとNURO光では2倍の差があります。

今まで利用されていなかった予備回線のダークファイバーを使ったNURO光の専用線であること、新しい伝送方式であるG-PONを採用し、最大通信速度が2Gbpsであること、この2つの理由によりNURO光は高速通信を実現しています。

本当に2Gbpsの速度がでるのか

ちなみにNURO光の最大2Gbpsという速度は理論値のため、実際に家庭でその速度が出ることはありません。

また、下最大速度2Gbps(理論値)というNURO光の環境下では有線接続時1Gbps、無線接続(通信規格11ac)利用時1.3Gbpsが上限になっています。

LANケーブルを使った有線接続の方が速度が遅いのは、NURO光を契約した際に自宅に設置されるONU(光回線終端装置)のLANポートの規格が最大1Gbpsとなっているからです。無線接続の上限は11ac規格(5ghz)利用時で1.3Gbpsです。つまり理論上は無線接続(Wi-Fi)の方が速度が上回ることになります。

ただし基地局から自宅に設置されたONUまではしっかり最大2Gbpsで届いています。

最大2Gbpsを謳っているのに、自宅では最大で1.3Gbpsまでしかでないとなると、少しがっかりするかもしれませんが最大2Gbpsの速度にはちゃんと意味があります。

NURO光は他の事業者と回線を共有しない独自回線ではありますが、同じNURO光の利用者とは回線を共有することになります。その時に最大速度が1Gbpsのフレッツ系回線と比べNUROは2倍の2Gbpsのため、利用者が増える時間でもより混雑が発生しにくくなるのです。

管理人の環境下ではWi-Fi接続時、スマホは350Mbps500Mbps前後、PCでは〜800Mbpsほどの速度が常時出ています。一般的なインターネット利用には十分すぎる速度です。

実際にデータのダウンロードや4K画質の動画のストリーミングもサクサクおこなえます。NetflixやAmazonプライムビデオなどスマホに映画をダウンロードしてオフラインで視聴できるサービスを利用するときも数十秒でダウンロードが完了するのでストレスがありません。

NURO光はキャンペーン利用でキャッシュバックがもらえる

現在NURO光は公式サイトからの申し込みで45,000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを実施中です(2020年2月現在)。

フレッツ光など今使っている回線からの乗り換えで解約金が発生してしまう場合でもキャッシュバックで十分に補えます。

公式サイト以外の代理店経由でもNURO光を申し込むことは可能で、同様にキャッシュバックキャンペーンもおこなっています。しかし代理店経由の場合はキャッシュバック受け取りのために多数のオプションをつけなければいけない場合や、キャッシュバックの受け取りまで期間が長く設定されているためNURO光の申し込みは公式サイトから行うことをおすすめします。

【公式】NURO光申し込みサイト

公式サイトからの申し込みの場合はキャッシュバック受け取りにオプションの申し込みは一切必要なく、受け取りまでの期間も2ヶ月と代理店経由よりもかなり短く設定されています。

インターネットの乗り換えは多少の手間と時間がかかりますが、集合住宅にお住まいでインターネットの速度に不満がある方は乗り換えを検討してみる価値はあると思います。

最後になりましたが少し残念なお知らせがあります。NURO光は提供地域が限られており、2020年現在では以下の地域のみ利用が可能です。

NURO光対応地域

北海道
関東 :東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
東海 :愛知、静岡、岐阜、三重
関西 :大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
九州 :福岡、佐賀

今のインターネットの速度に不満があり、上記地域にお住まいの方は一度NURO光への乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

フレッツ光からNURO光へ乗り換え手順

フレッツ光からNURO光に乗り換える手順と注意点

2020年2月4日